紅炎と雷炎 ①



美樹「は~、さっぱりした~」


まず、けんちゃんに電話するか…


プルルル プルルル プルガチャ…


堅『もしもし? こんな朝早くからどうした?』


美樹「……もう、そっち行ってもいい?」


堅『ああ、いいぞ。 でも、どうしてだ?』


美樹「特に用はないけど、目が覚めちゃってさ」


堅『そうか、気を付けてこいよ』


美樹「了解」


…声、震えてなかったよね


少しずつ落ち着いてきたけど、まだ震えてる。


…あ、陽たちに連絡しなきゃ


美樹「メールでいいよね? まだ、寝てるだろうし…」


カチカチカチ…


【今日の向かえはいい。 いつも送ってもらって大助かりです。 今日は早く理事長に行くことになったから……!】