「ところであの…この薬のお代は…?」
「お代?」
なりゆきで薬を買う事にしたが医師に診てもらうためのお金を持ってただけだし、今の所持金も雀の涙ほどしかない。これで大金を請求されたら明日お金を持ってこなければならない(どうせ来るのは来るのだが)
「おいくらくらいするんでしょうか…?」
「あー…んー、今所持金いくら?」
「え!?は、恥ずかしながらこれだけです…」
お金を入れた袋を梓の前に出すと梓はその袋の口紐を緩ませて中をのぞく。松葉自信も完全に把握してるわけではないが多分10銭(約2000円)ほどだと思う
「…松葉」
「はい!?」
急に名前を呼ばれ声を裏返しながら返事をする松葉に梓は苦笑しながら袋をふり、こう言う
「10銭もいらないから…てか金もち?」
「え…、お金持ちって事はないと思います…」
「松葉って14くらいだろ?14歳がすぐに10銭も出せるなんて…」
「たまに貴族の方が私が仕立てた服を買っていって下さるんです。その時にこの服を仕立てた者に、ってたまに何銭か頂きますし…お給料もいいので…」
「へー…ま、この薬は俺は作った薬だから2銭(約400円)くらいでいいぞー」
「梓さんが?」
「うん、俺まだ見習いだからそんな何銭も奪う真似はしない。あ、見習いだけどこの薬は大丈夫だからな」
梓はお金を入れた袋から2銭をつまみ、取り出す。そしてその袋をしっかりとしばり松葉に投げ返す。いきなり袋を投げられた松葉は危うく袋を落としそうになるがなんとか袋を落とさずに済む
「はい、腱鞘炎の痛み止め」
袋を服の懐にしまった松葉に梓は薬の入った瓶を手渡す。その時チョン、とお互いの手が当たり松葉は思わず手を引込めそうになるが今引込めたら瓶が落下してしまうのでそのままお礼を言って瓶を受け取る。
瓶を受け取った松葉は薬屋の窓から外を伺うと外は真っ暗で、町の方がかろうじて明るかったが、帰り道に暗いのは少し心配になった
「外…真っ暗…」
「ドコに住んでんの?」
「町の方です」
「あー…暗いな…送っていこうか?」
「え、そんな、悪いですし…!!」
「いーよ、じゃあ、行こう」
梓に手を握られ、松葉は薬屋を出る。
「お代?」
なりゆきで薬を買う事にしたが医師に診てもらうためのお金を持ってただけだし、今の所持金も雀の涙ほどしかない。これで大金を請求されたら明日お金を持ってこなければならない(どうせ来るのは来るのだが)
「おいくらくらいするんでしょうか…?」
「あー…んー、今所持金いくら?」
「え!?は、恥ずかしながらこれだけです…」
お金を入れた袋を梓の前に出すと梓はその袋の口紐を緩ませて中をのぞく。松葉自信も完全に把握してるわけではないが多分10銭(約2000円)ほどだと思う
「…松葉」
「はい!?」
急に名前を呼ばれ声を裏返しながら返事をする松葉に梓は苦笑しながら袋をふり、こう言う
「10銭もいらないから…てか金もち?」
「え…、お金持ちって事はないと思います…」
「松葉って14くらいだろ?14歳がすぐに10銭も出せるなんて…」
「たまに貴族の方が私が仕立てた服を買っていって下さるんです。その時にこの服を仕立てた者に、ってたまに何銭か頂きますし…お給料もいいので…」
「へー…ま、この薬は俺は作った薬だから2銭(約400円)くらいでいいぞー」
「梓さんが?」
「うん、俺まだ見習いだからそんな何銭も奪う真似はしない。あ、見習いだけどこの薬は大丈夫だからな」
梓はお金を入れた袋から2銭をつまみ、取り出す。そしてその袋をしっかりとしばり松葉に投げ返す。いきなり袋を投げられた松葉は危うく袋を落としそうになるがなんとか袋を落とさずに済む
「はい、腱鞘炎の痛み止め」
袋を服の懐にしまった松葉に梓は薬の入った瓶を手渡す。その時チョン、とお互いの手が当たり松葉は思わず手を引込めそうになるが今引込めたら瓶が落下してしまうのでそのままお礼を言って瓶を受け取る。
瓶を受け取った松葉は薬屋の窓から外を伺うと外は真っ暗で、町の方がかろうじて明るかったが、帰り道に暗いのは少し心配になった
「外…真っ暗…」
「ドコに住んでんの?」
「町の方です」
「あー…暗いな…送っていこうか?」
「え、そんな、悪いですし…!!」
「いーよ、じゃあ、行こう」
梓に手を握られ、松葉は薬屋を出る。

