「俺、名矢 蒼大!!」 「あっ!」 思い出した。 名矢 悟の息子だ… まだ私が小学校低学年の時、母親が死んで、父親に暴力を振るわれて家から逃げてきた所を助けてくれた人の息子…!! 私を三年生の間ずっと育ててくれたんだ。 でも、悟さんは奥さんと別れてしまったから、私は施設に預けられてしまったけど… 「ごめん。私のせいで悟さんは奥さんと別れてしまった…」 「違う。俺は、それが言いたかったんだ。」 「私、あんたの事忘れてたけど、悟さんの事を忘れた事は一度もない。」