支木さんの目が見開かれ、しばらくすると…
｢…あっははははっっ!!｣
肩を震わせながら
爆笑し始めた
息も絶え絶えに笑い続けている
その様子に呆気摂られていると
｢…ごっ、ごめんっっ〜〜｣
息を整えながら
言葉をつむぎ始めた
｢…まっさか、
お前から"エスパー"なんて単語が出てくるとは
思わなくてさ!
ちょっとツボに入って｣
｢僕だって言いますよ
"エスパー"くらい｣
そこまで変わり者扱いされるのは
心外だ
おもわず顔をしかめる
｢いやいや
真顔で"エスパー"なんて呟く奴
そうそういないから｣
また思いだしたのか、
クスクス笑いながらそう答えた
｢……だって
支木さんがいきなり変なこと言うから…｣
俯いて
不貞腐れながら呟いた
我ながら女々しい…
