ピエロ

前を向くのが怖くて
後向きに一歩前進
地面ばかりを見つめた
つまらない人生

目線をあげて
後向きに一歩前進
初めてたくさんの景色を見た
後ろから流れてくる景色

足がもつれて倒れこんだとき
初めて前を見た

何千億という道を
みんながそれぞれの道を歩いてた

みんなの後ろには
花畑や海 空や建物
記憶の欠けらで埋まっていた
みんなで作った何千億の色の虹

僕の道には何もない
何も見なかったから

僕も前を向いた
僕の後ろにも
僕だけの虹ができた