授業のあと、風華がぁたしの机にやってきた。



手紙をぁたしに差し出している。


『これ、川嶋先生が柚歌に渡してって言ってた…』手紙を渡したら風華はぁたしのことを考えてすぐに自分の席に戻ってしまった。



〜手紙の内容〜
《佐倉へ
 さっきは泣かせてしまってごめんね…
でも、正直なところ薄々僕なのではとは感じていたよ。でもまさか僕とは思わなくて…
本当にビックリしたよ。

でも、本当にごめんなさい。柚歌の気持ちがわかって本当にうれしいよ…
いっぱいいっぱいありがとう。気持ちに応えてあげたいとは思ってるんだけどね…
でも、僕にも出来ることと出来ないことがあるから。それだけはわかってね…とにかく、ごめんね。とうれしい。という気持ちだよ、本当にありがとう。返事は下さいね。これ、5時間目に書いてます。柚歌もちゃんと書いてるね、お利口さん   
  川嶋より》









また、涙が溢れ出した。



先生がこんな手紙書くから…



ぁたしのこと避ければいいのに。


先生は優しすぎるんだよ。



その優しさが今はたまらなく辛かった…