「りくちゃん大丈夫?顔赤いけど・・・まさか」



実織が寛巳くんを見る。




違うよ。私がしたんだよ。




「りくちゃん。康太くんから聞いたよ。りくちゃんは私のために康太くんに告白したんだよね?しかも私をよろしくまで言ってくれたんだね」




「結城さんのため?」




「そう。私がいるからりくちゃんは康太くんに告白できずに終わってしまった。それを私が気にしてるの気づいててそれで一応告白したから私に気にしないでって思わせようとしてくれたんだよね。やっぱりりくちゃん大好き」




背中からギュッと抱きしめられる。



そしてそれをなぜか寛巳くんが不機嫌そうな顔をして見てる。