「ハリセンボン」 「ハリセンボン好きなの?」 「うん。すごく可愛い。顔も美人さんだしずっと見ていたいなあ」 ポーッとハリセンボンを眺めていたら強い視線を感じた。 視線の先を見ると浅野くんが私を見てた。 「浅野くんど、どうしたの?」 「いや、可愛いなと思って・・・ハリセンボン」 ハリセンボン?ハリセンボンかあ。 そうだよね。ハリセンボン。 浅野くんが私を見てるはずがない。