龍と付き合ってからは
龍の家に帰るのが日課になった。
それにしても、龍の家、いつ見ても
大きいなぁ。


「おかえりなさいませ。お坊ちゃま、有紗様。」
「ただいま。」
「遠藤さん、おじゃまします。」

遠藤さんは、龍の家の執事だ。
私のおじいちゃんと同じくらいなのに若々しい。