「こういうのはどう?」 「?何」 「一回、思いっきり甘えてみる!!!とか?」 「無理ね」 考える間もなく即答した司に神無はむぅーと頬を膨らませ、 名案だと思ったのにぃと小さな声で呟いた。 司は一度、ほんの一瞬だけ兄に甘えている姿を想像したが直ぐにそれを止めたのだった。