「くっ……やるじゃないか、神無。さすが、我が妹………ガックシ」 「裕也(ユウヤ)ぁー!!!!!」 「後は、要(カナメ)。お前に任せた……」 「裕也……お前の死は無駄にしない」 倒れている裕也の手を握り、涙を浮かべる要。 茶番です。 茶番過ぎます。 要は裕也の手を離すと、驚くべき行動に出た。 立ち上がったと思ったら、倒れて死んだフリをしている裕也を……… 投げ飛ばしたのです。 無抵抗の裕也。 いえ、無抵抗ではなく自分の身に何が起こっているのかわかっていないのでしょう。