「ほら、答えろよ」 「む、ムリ!!!」 「無理じゃない」 「うがあー!!!!!」 「……うるさ」 凌が頭を抱え、大声を上げた。 というか、ばれますよ。 彼女たちに。 凌が声を上げた瞬間、この二人は気付いていない様子ですが、司が振り返り首を傾げていましたからね。 どうやら、姿までは見つけられなかったみたいですが。 ですが、変に思っているのには変わりないですが。 しかし、凌のピンチはまだまだ続いています。