「まあ、でも大体はさっき話した通りよ」 「えっとぉ、お父さんに命令されて、水嶋くんと付き合うことになった?」 「そう」 「それで、司ちゃんも見られたのが理由だよね?」 「ええ」 「でもっ!!!なんで、私のれ、恋愛事情を言うことになったの?」 「それは……」 「それは?」 司が一息置く。 神無が反芻する。 その理由。 気になりますね。 司は一体、何を言うつもりなのでしょうか。