「お待たせしました」 「はわー……早いねぇ」 「ごゆっくりどうぞ」 紅茶とケーキのセットを机に置くと、神無は瞳をキラキラと輝かせました。 司のいつも吊り上がっているその眉が、ほんの少し下がっている印象を受けます。 喜んで頂けたのなら、嬉しいですが…… しかし、喜ぶにはまだ早いと思います。 先ずは、飲んで食べてみて下さい。