。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。




それから数分後だった。


「お父さんね、これからまた出張なんだって。


着替えを取りに戻っただけみたいよ。


だからキョウスケくん悪いけど、もうちょっとここで待っててくれる?」


とお母さんがあたしの部屋に状況報告しに来た。


「すみません」


響輔さんが悪いことなんて一つもないのに、響輔さんは律儀に謝って頭を下げる。


なんだかまたも変な成り行きになって、部屋の中で奇妙な沈黙が降りた。


部屋の中で二人きりは嬉しいけど、何を話していいのか分からない。


それは響輔さんも同じだったのか、居心地悪そうに突っ立っている。


「ご、ごめんなさい!とりあえず座ってください」


「気にしないでください」そう言って響輔さんは苦笑いを浮かべながらその場に腰を降ろす。


こ、こーゆうときってどうすればいいんだろう。


とりあえず何か話さなきゃ…


でも


か、会話が……


さっきはあんなに楽しそうに食事の話とかできたのに、急に出来なくなってあたしは一人であたふた。


朔羅と響輔さんて普段二人きりのとき何を話してるんだろ…
(朔羅が一方的に喋ってるだけです。響輔は頷くだけ♪)


響輔さんの向かい側に腰を降ろしてじっと俯いていると






「俺ってそんなに怖いですか?」






折りたたみ式のテーブルに頬杖をついて、ふいに響輔さんがあたしに問いかけてきた。