なんだか変ないきさつになったな…
響輔さんがうちのダイニングテーブルであたしと一緒のお夕飯食べてる。
手にお茶碗とお箸。
普通に似合ってるし!
漠然とだけど、響輔さんはフォークとナイフを使ってお上品にフランス料理のコース料理とか食べてるイメージがあったけど、
サンマと味噌汁と野菜炒めって言う庶民的なお料理も違和感なく上品に食べてる。
響輔さんが居るだけで、なんでか突然いつもの夕飯が豪華な食事に見えてきたよ。
すっごい嬉しい。
だって響輔さんがおうちでごはん食べてるんだよ!
夢みたいだ。
いつもはサンマの塩焼きって聞いたら、「えー」てなってたのに、今はビバ☆サンマの塩焼き!だよ。
お母さん、ありがとう♪
「キョウスケくん、ごはんおかわりは~?」
「いえ、お気使いなく。すみません突然お邪魔して」
「気を遣わないでね~」
そんなやり取りをしているときだった。
「ただいま~」
予想していなかった声が…
「「お、おとーさん!?」」
あたしとお母さんは顔を見合わせて思わず目を開いた。
「ヤバっ!響輔さんを見たらお父さんがっ!
何でっ!いつもはもっと遅いのにっ」
「分かんないわよ。とりあえず、リコ。キョウスケくんをお部屋に連れて行きなさい。
お母さんがお父さんの相手してるから隙を見て…」
急にバタバタしだしたあたしたちに響輔さんは一人だけ状況が分かっていないのか目をぱちぱち。
「こっち!こっち来てっ」
思わぬ緊急事態に、響輔さんを二階のあたしの部屋まで引っ張った。



