カチャッ
渇いた音が聞こえて、その音の正体が何であるか―――聞き慣れた音を私が聞き違えるはずがなく
同時に自分に危険が迫っていることに気づいた。
二人の男が私に銃口を向けている。
私はそろりと両手を挙げて、すぐさまに降参のポーズ。
何と言っても丸腰だ?
文字通り手も足もでない。
「物騒だね。フェアじゃないんじゃないかい?」
私が手を挙げたまま十朱 志紀子を見据えると
「悪く思わないでちょうだい。
これはビジネスよ。
あなたが“Yes”と言うまで、このまま。こちらとしては、あなたの額に風穴が空いてThe End でも良いのよ?
金を積めばいくらでも引き受けてくれる暗殺者は居ることを覚えておいて。
あなたは古くからの付き合いだし贔屓にしてるだけ」
銃口を向けられて私は肩をすくめた。
「サイレンサー付きよ。撃っても外に音は漏れない。
どう?これでもNoと言うつもり?」
男が一層近づいてきて、私の肩先に銃口を突きつける。
どうやら
私は
舐められていたようだ―――



