あたしはぐったりした響輔を抱きしめたまま玄蛇を見上げた。
今さらながら
あたしの知らないことが起こっていることに気づいて、あたしの胸の中に不安が生まれる。
それは最初は小さな小さな砂の粒だったけれど、だんだんと大きくまるで得たいの知れない隕石のように大きく重く―――なっていった。
ネズミが訪ねてきたときから気づくべきだった。
でも怖くて
あたしはそのことに目を反らしていたのかもしれない。
あたしは悪魔に魂を売った女―――
でもその代償は
魂だけでなかくもっと―――計り知れないものなのかも。
こいつが狙ってるのはネズミ二匹のちっぽけな命じゃない。青龍会幹部の崩壊でもない―――
狙うは
それよりももっと多大な―――
「あんた
朔羅に何したの?
あんたの目的は一体―――
何なの」



