約束――――……
「約束する!
約束するわ。
だから、お願いだから医者を呼んで診てもらおう」
あたしは必死になって真っ赤な血で汚れた響輔の手を力強く握った。
響輔はその手をそっと握り返してきて
「ほんまに――――……?」
たった一言響輔は呟き、そしてゆっくりと目を閉じた。
「ちょっと……響輔っ!」
響輔を軽く揺さぶってみるものの、響輔は固く目を閉じてぴくりとも動かない。
響輔
響輔―――
必死にその名を呼びかけていると
「薬のせいで気を失っているだけだ。あまり動かさない方がいい」
開け放った窓からカーテンを揺らし、そのカーテンの向こう側から玄蛇が姿を現した。
玄蛇―――
「どうゆうこと!あんたが響輔を!?」
思わず勢い込むと、
「私は何もしていない」
と玄蛇は肩をすくめる。
「でも!じゃぁ誰の仕業よ!」またも怒鳴ると
「目覚めた
黄龍」
黄龍――――
朔羅が――――



