。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。







拳銃はあっさりと朔羅の手から離れたが、朔羅の心は―――目は……


そう簡単に俺を見てはくれなかった。



「誰だお前。何もんだ」




冷めた声で言われて



俺は目を開いた。




さっき一ノ瀬が言っていた言葉を思い出す。



朔羅じゃない誰か違う女―――


そう――――……その冷たいまなざしは


冷めた口調は




イチのそれとよく似ていた。





朔羅は誰からか奪ったのか見慣れない白衣をまとっていた。


白衣の合間から黒いキャミソールが見えて、その大きく開いた胸元に


昇り龍の紋





黄龍の紋が見え意味もなくドキリと胸が打った。






「私は黄龍。




龍は我が眷族。




四神の頂点に君臨し、四神を統べるもの。








お前は我が一族の敵、白虎だな







カイ」












そう問われて




俺は



ごくり



喉を鳴らした。