。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。




通気口から飛び降りると、運よくそこは俺が一回目の侵入で使った男子トイレだった。


ついてるぜ―――




それにしても……


くっせぇな、マジで!


通気口は相変わらず薬品と下水の臭いが充満していて、鼻がおかしくなりそうだ。


そんな中、強いフルーツや花の香りに混じって僅かに覚えのある香りを感じた。







CherryBlossom







朔羅が居る―――






俺の鼻の良さを舐めんなよ。


それこそ犬並に嗅覚が鋭いんだぜ!


俺は扉に体を寄せると耳をそばだてた。


カチャっ


僅かだが独特の重くて渇いた金属音が聞こえる。


音だけじゃ判断できかねるが



恐らくワルサー社のデザートイーグル。


現在存在する拳銃の中でも最大の威力を発する拳銃だ。







なんつぅもん持ってんだよ!朔羅っ!!!