俺がケータイを握りなおすと
プツ…ツーツー…
突如通話は切れた。
マジかよ!こんなところで切れるたぁ!!
俺は走り出した。駅とは反対方向の車線に回り込み、タクシーを見つけるため左右に視線を配った。
その間響輔のケータイに電話をかけなおしたが、繋がらない。
くっそ!どうなってんだよ!!
幸いにもタクシーはすぐに見つかった。
俺は耳にケータイを当てながら、行先をドライバーに告げる。今度はドライバーも道を熟知していたのかすぐに頷いてくれて
車が走り出す。
TRRRR
何度目かの呼び出し音が鳴ってイライラとこめかみを掻いていると
ピ
突如通話が繋がった。
今がどんな状況になってるのか分からないが、開口一番に
「響輔っ!どないしたん!!朔羅は!?」
俺はそう怒鳴っていた。
俺の質問にたっぷり間があって
『キョウスケなら伸びてる。安心しろ。
死んではいない』
朔羅の驚くほど冷静な声が聞こえてきて、
俺は目をみはった。
朔羅
お前どないしたん……
響輔に何したんや



