。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。





だけどその考えをすぐに改めた。


バカな。


白へびが淫行コーチと何の繋がりがあるって言うんだ。


かたや殺し屋―――か、どうかはまだ謎だが…かたや高校のテニス部コーチだぜ?


どんな繋がりがあるって言うんだ。


「とにかく川上、俺お前を送っていくから、その記事はお前んちで保管しておいてくれね?」


「えー…危険なものじゃないの?」


「龍崎組にあるよか安全だ」


俺が説得していると



~♪



すっかり聞きなれた極妻の着メロが鳴った。


着信:響輔



になっていて、



「もしもし?」


俺が通話に出ると


『――――……戒さん。響輔です。一階南出入り口二時の方向に侵入者ありです』


侵入者だと?






やっぱり来たか―――



スネークか白へび。





どちらにせよ、あの病院は危険だ。


響輔一人任せておくのは不安だ。


「川上、悪い。早くその記事を持ってお前は今すぐ帰れ」


俺はタクシーを探しながら帰るよう指示。


「え…?龍崎くんは?」


川上が俺を見て不安そうに聞いてくる。何が起こってるのかは知らないにせよ、何となく危険を察知したんだろう。


「俺は御園に戻る。タクシー代俺が出すから早く帰れ」


まだ田崎と言う男がうろうろしている可能性もあるし、タクシーで帰すのが一番安全だろう。


俺は財布を取り出したが、


そのときだった。



『戒さん……ちょっと待ってください。お嬢がお目覚めになりました』



ちょうど響輔からも声が届き、


朔羅の目覚めに少しだけほっとしてケータイを掴む手の力が緩んだ。