その後俺は川上をからかいながら、そんな川上は俺に怒りながらもファーストフードで食事を済ませると店を出た。
「さて、これからもうひとがんばりか」
俺が伸びをすると
「え!まだやるの!?」
と、川上は目を丸める。
「あそこからさらに絞り込む。あとは俺一人でやるし、川上今日はサンキュな」
「一人でやるの?」
川上はちょっと心配してくれたが
「ああ、一人でやるよ。
その前に片付けなきゃいけねぇことがまだあるがな」
ボキボキっ
俺は手の関節を鳴らして後ろを振り返った。
―――ファーストフード店から、変なヤツが俺たちのことを見張っていた。
白いTシャツにジーンズ。キャップを目深にかぶって、一見して高校生風に見える。
夕飯時だと言うのにヤツは店でジュースだけ飲んでいて、不自然にスマホを俺たちに向けていた。
シャッターでも切っていたのだろうか。
店を出て俺が振り返ると、帽子の下でそいつと目が合った―――ように思えた。
そいつは慌てて振り返り、駅とは反対方向へ走り出す。
ビンゴ!
やっぱり俺たちを尾け狙ってたわけか!
「待てや!」
俺も走り出した。



