二人でちょっと深い恋バナをしたあと、新聞探しを再開させてその後は割と無言でもくもくと記事を探してあっという間に二時間が経過した。
図書館の閉館のお知らせのアナウンスが流れ、
俺たちはそれらしい事故をいくつかピックアップして、ついでに慌ただしいくも図書館で記事をコピーさせてもらうと
外は夕暮の色を浮かばせていた。
「何食いに行く?何か食いたいもんある?」
俺はたとえ川上がフランス料理のコースを食いたい、と言っても付き合うつもりだった。
それぐらいのことをしてもらった。
結局たくさんある記事は一回見ただけじゃどれがタイガの妹の事故とつながるか―――なんて分からなかったが。
冬に水の事故てのが意外にも多いことに驚いた。
想像以上に多い事故や事件の記事を探すのは川上にとって精神的にもちょっとキツそうだった。
まぁ普通の人間ならそうか……
そいや川上プチ鬱とか言ってたしな。
「デザートがうまい店知ってるんだ。イタリアンだけど」
俺が提案すると
「ファーストフードでいいよ。何かかっこつけるのって疲れるじゃん」
と川上は苦笑。
「川上…響輔にもそんなプチプラな女で居たらダメだぞ?
あいつ意外に金持ってんだから、ガンガンいいもの食わせてもらえよ?」
「何言ってんの~」
川上はさっきの疲れもどこへやら、俺の腕をちょっと叩いて元気に笑った。
ようやく本来の川上の笑顔を見れた気がした。



