。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。




俺はまだ二人の会話を盗み聞きしていたかったけれど、すぐさま撤退することを決めた。


ドクターに気づかれた!


「緊急事態だ響輔。


撤退する」


早口で説明すると


『ええ、全部会話を盗み聞きしてましたよ。


ドクターも侮れないですね。


非常事態体制に入ります。戒さん、道案内をしますので1分以内にそこを出てください』


一分以内って言ってもなぁ!!


俺は心の中で喚いたが


『大丈夫、見取り図をハッキングしました。


次の角を右に…』


バレた以上一刻の猶予がない状態だ。


今は響輔のナビを頼るしかねぇ。


俺は響輔に言われるまま進みだしたが、


ん??


何かおかしい。


背後で何かが光っているような―――


狭い通路の中光が乱反射して、目をチカチカと刺激していた。


目視する意味で振り返ると、








ゲェ!!!







狭い通気口に赤いレーザーがあちこちに走っている。


おまけにそのレーザーはかなりのスピードで俺んところまで迫ってきている。



「マズい!!響輔っ!!





赤外線だ!!






何とかしろっ!!!!」



喚いたが、


『やってます!けれどタブレットじゃ限度が…!!』


言ってる最中にとうとう俺の足元まで迫ってきやがった。


『間に合いません!戒さんっ!!避けてください』







んなこと言ったってなぁーーーー!!!!