は………?


「お前、それをもっと早く言えよ!」


戒が喚いたが、


「そもそもアルビノの話はさっき鴇田さんから聞いたばかりで…」


キョウスケは最後まで言い終わらないうちに、はっとなって慌てて口を閉じる。


「「鴇田ぁ?」」


またも戒と声がかぶさり、けれどあたしたちは顔を合わせることなく


「何であいつが出てくんだよ!」と、あたしが


「鴇田のヤツが何でそんなこと知ってんねん。


大体あいつがそんなこと教えるなんて絶対裏がある!」と、戒がそれぞれキョウスケに詰め寄った。


二人に詰め寄られてキョウスケはお手上げと言うように軽く両手を挙げて後ずさる。


「ただ、で。と言うわけじゃありませんよ、さすがに。


条件付きですよ」


「条件て何でぃ!!まさかお前!こっちが掴んでる情報流したんじゃねぇだろうな!!」


今度はあたしがキョウスケの胸倉を掴むと


「違いますよ。スネークの件とは無関係です。安心してください」


とキョウスケは冷静。


「お嬢、あんまり怒ると血圧が上昇します。まだ点滴中ですし安静にしていてください」


と、心配(?)まで。


戒はちょっとため息を吐くと前髪を乱暴に掻き揚げ


「てかさぁ、鴇田の情報なんて信用できるのか?


あいつが俺らに協力的だと何か怖いわ」


確かに!あたしだって怖い。てかキモい。←かなり私的な感情…


「信用してもいいと思いますよ?


少なくとも俺は彼の情報が信頼できる思ってます」


何でキョウスケがそんなことを言うのか分からなかった。


根拠のない自信を持つヤツじゃないこと、あたしだってわかってる。


なのに戒は


「ふぅん。ま、いいや」


と、そっけない。


え!いいの……??