。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。





戒はベッドに両手をつき、子供のように脚を投げ出す。


それ以来沈黙だった。


戒はちょっと俯いたまま、所在なく辺りをきょろきょろと視線をさまよわせていて、


あたしも何となく気まずくて、戒の視線を追いかけきょろきょろ。


時計もない部屋で、時を刻む秒針の音すら聞こえない静かな空間。


二人の息遣いに交じって時々…


「うるっせぇ!!早く治療しろってんだ!!


ぶっ殺されてぇんか!」


と廊下の方で怒鳴り声が聞こえてくる。


「「………」」


リアリティが無さそうで、超!現実的だな。


ここは御園医院か。


てことは…あたしを診てくれたのは変態ドクター??


コンコン…


控えめなノックの音が聞こえてきて、顔を出したのはやっぱり変態ドクターだった。


トレードマークの白衣姿にメガネはいつもと変わらず、


「やぁお嬢さん、具合はいかがですか?」


口調もいつもと一緒。にこにこ笑って入ってきた。