。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。





「仮にタイガがスネークだとするぜ?


だったら何故自宅に俺たちを歓迎したのか。プロの殺し屋だろ?俺だったらそんな迂闊なことはしないし、


実際ミリタリースクールでもそう習った」


俺は腕を組んで唸った。





敵に隙を見せるな。


油断するな。





毎日教訓として聞かされていた。


それが基本中の基本だ。ま、あくまで学校はスパイを育てる場所じゃなく軍人を育成するところだがな。


けど基本は同じだ?


スパイも軍人も変わらねぇだろ。


「よっぽどの自信があったのか。まぁアジトは他にあると考えるのがいいでしょうね。


それよりも気になるのが、戒さんの仮定が本当だったら


設問②の、“大狼さんのツレ(伊予原 椿紀(イヨハラ ツバキ)千葉県在住の雑誌編集者と、カズノリくん)の関係は?”


と言うことが大きく関係してきます。


伊予原 椿紀はカタギの女性ですし、殺し屋との共通点を探すほうが難しいですよ」


響輔は組んでいた腕を解いて深くため息。


確かにな。


「ヤクザと雑誌編集者ってのも共通点がないけどな。


どっちにしろあいつに女の影があるのが考えられん」


俺は響輔の直筆で書かれた文字を睨むように見て





大狼 恵一



伊予原 椿紀



伊予原 カズノリ






この三つの名前を見比べた。


名前を見比て共通点が見つかるほど甘くない、って分かってたけど今は情報がこれだけだしな。




大狼 恵一



伊予原 椿紀



伊予原 カズノリ









大狼 恵一




伊予原 椿紀







伊予原 カズノリ









………










え?








俺は目をまばたいた。





響輔の手元にあったノートをひったくるように奪い、その名前が書かれたページを凝視。






嘘………だろ?





マジかよ――――