俺はそのノートを手にとって改めてじっくりと見つめた。
目を細めたって謎が解けるわけじゃねぇのに、な。
「問題点が多すぎだな」
ため息が出る。
今度のは難解な問題に対するため息だ。
「この④っての。白へびの正体は女ってところだけど、一番怪しいのはやっぱアヤメさんとキリさんだよな。
あ、そうそうキリさんと言えば、あの人の腰んとこに蛇のタトゥーが彫られてたぜ?
怪し過ぎじゃね?」
俺はドレス作りの為に出かけた際、同席したキリさんを思い出した。
「蛇のタトゥー…?確かに怪しいですね…
……でも…何で、そんな際どいところのタトゥーが確認できたんですか?」
響輔は疑わしそうに俺を睨んできて、
「いや!あれは見えちゃったの!見たわけじゃないって」
俺は慌てて手をふりふり。
「ふーん。戒さんは前科があるので」
前科ってのはあれだよな。朔羅の紋を確認するため風呂を覗いたことか。
「てかお前俺を信用しなさ過ぎだ。幼馴染だろ?」
「幼馴染だからこそ、戒さんの数々の武勇伝を知っているので」
むぅ。俺は自分が女だったら響輔と付き合いたいって思ってるぐらいラブなのに。
「確かめるべきですね」



