。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。




ほんと……戒の言う通り、完璧。


完璧にチグハグファッションを変えちまった。


「お前って前から思ってたけどセンスいいよな」


あたしは鏡を覗き込んでひたすら感心。


「お前はホントに良い着せ替え人形だよな~☆」


着せ替え人形でも何でも今はいいや。


「ふぅ~このあと千里と図書館だからどうしようかと思ってたけど…」


思わず言ってしまうと


「はぁ!?一ノ瀬と図書館デートだぁ!!」


さっきまでご機嫌だったのに、急に怒りモード。


「しゅ、宿題まだ終わってないし」


言い訳?みたいなことをごにょごにょ言うと


ドン!


戒はロッカーに手をついてあたしを腕の中に閉じ込め、真剣な顔であたしを覗き込んでくる。


戒の高い背が…影があたしをすっぽりと包む。


怖ぇえよ。何でお前はいちいち動きが派手なんだよ。


と、あたしがちらりと目を上げると


「分かんねぇのか?一ノ瀬のは口実だ。


宿題を餌にお前とデートしたいんだよ。


宿題ぐらい俺が見てやる。


一ノ瀬なんかとやるより、遥かに早く終わるぜ?」


「こ、口実なんかじゃないよ!だって千里はあたしに嘘なんて付かないもん。


お前と千里を一緒にすな」


思わず言い返すと





「バカか、お前。俺はいつも言ってるだろ?


男はみんな狼だって」






いつになく真剣に言われてあたしは思わずごくり、と喉を鳴らした。