でも改めて姿見であたしの姿を確認すると
「やっぱ変だよな……」
どーしよ、これ。来るときはあたしもいっぱいいっぱいだったからそれほど周りの視線を気にすることも無かったけど
帰りは違うし。
て言うかこの後千里と図書館で勉強だし…
がくり、とロッカーの鏡の前でうな垂れていると
「ちょっと貸してみ」
戒はあたしのウェストをおもむろに触りだした。
「ちょ!!どこ触ってんだよ!ここはバイト先のロッカールームだぜ!」
幸いにあたしと戒以外誰もいないケド。てかこの事実が『不幸』だっつうの!
あたしは戒の手から逃れるように猛抗議。
だけど戒はあたしの攻撃を見事に交わし
「ばっか!ちげぇって!!
このスカートをもちょっとウェストで調整して上に上げて…」
戒はあたしのスカートのウェスト部分を折り折り。
膝よりちょい上だった丈が、膝上二十センチほどのミニスカートになり、
「ほんでこれを腰に巻けば」
戒が今日自分で着てきたんだろうな、長袖ダンガリーシャツをあたしの腰に巻いた。
「これでガーリーカジュアルな雰囲気になっただろ?」
ほぇーーー!!確かに!
これだったらダンガリーシャツがこのチグハグなファッションをいい感じに中和してくれてウェスタンブーツにも合うし!
それに不自然なウェストの部分のもこもこをカバー!
「そんで髪もダウンより、元気系のポニーテールにしちまえば…」
戒は相変わらず手際良く髪を結ってくれて、
あたしの前に来て全身をくまなくチェック。
「俺って完璧~?☆」
指で○を作ると楽しそうにウィンク。



