「あたしはまだ……何も書いてない」
「だよなー、俺もまだ考えてねぇや。できればお前と同じとこ行きたいけど」
あ…あたしだって戒と同じ大学行きたい!
ケド
あたしが戒の学力についていけそうにもない…とほほ。
でも
へぇ意外……
てっきり戒のことだから将来の明確なビジョンがこいつの中でしっかり描かれてると思ってたケド。
「キョウスケと同じとこにしたら?お前だって心強いだろうし」
「はぁ?お前何言ってンの?響輔ってああ見えて東大だぜ?
俺には無理無理」
戒は唇を尖らせて手をひらひら。
「えー、だってお前頭いいじゃん?いっつも試験はトップだし。
アメリカの高校では飛び級だってしたんだろ?」
「ミリタリースクールだからな。学力半分、体力半分てとこだ。まぁ俺は体力の方は自信あるしな。
あとはどーしても!!男だらけの学校がイヤで何としてでも早く卒業したかったしな。執念だ」
最後の言葉に感情篭ってんなー。まぁ戒の女好きはあたしも認めるぐれぇだしな。
「それにお前には失礼かもしれねぇけどあの高校のレベルそこまで高くねぇぞ?」
う゛……まぁこのあたしが入れるぐらいだし?
低いことは分かってたケド。
てか急に何だろう……
真面目なこと言い出しちゃってさー。
戒は珍しく真面目な顔つきで遠くを眺めると進路希望調査表を放り投げた。



