。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。








杉並区―――焼死体……





知らない。





そう言う意味で首を横に振ると


「あんたがつるんでる男の仕業ちゃうん?何も聞いてへん?」


と響輔が無表情に聞いてくる。




玄蛇が―――……?





知らない。あの男からは何も聞いてない。


何かあったら必ずあたしに報告してくるだろうし。


またあの男が勝手な真似したら別だけど。今のところ勝手に行動される原因を作った覚えもない。


「ニュース見てへんの?」


「見てない…ずっと風邪で寝込んでたし。すぐに仕事に入っちゃったし…バタバタしてて」


言い訳のようにかぶりを振ると


「そっか。これ、見てみい」


響輔がごそごそとケータイを取り出し、インターネットのニュースを開ける。


トピックに“杉並区焼死体は暴力団組員の抗争か?”と言う名前のものがあがっていてあたしは目をまばたいた。


思ったより響輔の顔が間近にあってドキリと胸が鳴る。


より一層近づけた距離。


少し身を乗り出せばキスできそうなほど響輔の顔が近くにある。





「ほんまに知らへん?」





その薄い唇がそう動いて、はっとなった。