また厄介なのが……
「リコさん……あ、あの……!」
最初の勢いはどこへやらタクはもじもじしながらも背中に隠した何かを取り出し、
「こ、これどーぞ!!」
バっ!
と、背後から取り出したのは一輪の薔薇ぁ??
タク…おめぇどーしちゃったんだよ。
「あ…ありがとうございます…」
いきなり薔薇の花を出されてリコはびっくしたように目を開き、戸惑いながら
「…受け取るべき……??」と不安そうにあたしに聞いてくる。
てかこの薔薇…
あたしが叔父貴から貰った薔薇で、ダイニングテーブルの花瓶に飾っておいたのだ!
「てめぇバッカヤロぉう!!!タク!
あたしの薔薇を勝手に持ち出してんじゃねぇよ!!」
タクの手から薔薇を取り上げ、胸倉を掴み勢い込むと、
「「さ、朔羅……」」
リコとエリナはドン引き。
……やっちまった。
あたしはタクから薔薇をむしりとり、
「あたしらは女子トークするため部屋にこもるからな!!
お部屋の半径1メートル以内に近づいてみろ!!てめぇら東京湾に沈めてやるからなっ。
覚悟しておけ」
あたしはそれだけ言い置いて、二人の手を強引に引っ張り部屋へと急いだ。



