。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。




「なぁお前さー、おやっさんたちとうまく行ってねぇの?」


叔父貴が隣から声を掛けてきて、良く見ると隣の天井に白い煙が立ち上っていた。


「は?何で?」


てか何でこの状況でふつーに喋れるんだよ、二人とも!おかしすぎるだろ!


隣り合ってトイレの個室でタバコ吹かせてるなんて。変過ぎるぜ!


しかも叔父貴…いつもは戒と顔を合わせると喧嘩腰なのに、ふつーに世間話してるし。


「俺もお前の歳のとき鴇田が鬱陶しかったが。


ま、今でも鬱陶しいヤツには変わりないが」


叔父貴の過去バナはじまちゃったよ!


「追いはらって」と目で合図するも


「分かってンよ!」と戒も目で合図。


「その割りには仲いーじゃん、いつも一緒に居るし」


「秘書みたいなヤツだからな。まぁ信頼してるってのもあるが」


秘書―――……って言葉にドキリとした。


「秘書はキリさんが居るじゃん。有能そうだし?」


戒の発言に、キリさんのこと探ってるんだ―――…って気付く。


「キリには主に表の仕事をしてもらってる。鴇田は裏方だな。あいつはマネーロンダラーだから」


「ああ…」


「仕事も色々ある。


俺の仕事を理解するのは大変だが、お前ならやりこなせると思うぜ。




お前もそう思わないか?





なぁ







朔羅」







急に聞かれて





「あ、はい!」






反射的に思わず答えちまった。



返事をした後になって、ようやく自分が最悪なことをしでかしたことに気付いた。





サー…



「やっちまった」


戒がイタそうに顔をうなだれ、あたしも顔から血の気がうせる。