。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。



「戒がかくれんぼとか想像できねんだけど」


「響輔は隠れるのがうまくて、俺は鬼になるといっつもあいつを見つけられなかった」


まー…あいつ、色々溶け込んでるしな。


「夕暮れになると、探すのもあきらめて、そのまま放って帰った。


したら夜に響輔んちの姐さんから電話が掛かってきて、


“響輔知らない?まだ帰ってきてないんだけど”って」


………


「ちょっと待て!あいつはお前が探しにくるまでずっと待ってたってわけ??


お前…小さい頃からひでぇな」


「おかんに“響輔が怖いおっさんにさらわれたら、あんたのせいやからね!”ってど叱られて、


俺、おかんと姐さんと一緒に慌てて神社に行ったのー。


今だったら怖いおっさんでもお互い一撃でぶっ倒せるケド、あんときはちっちゃかったから、



『響ちゃんがさらわれる!』って必死だった」



大丈夫だ、戒。今なら怖いおっさんもお前を避けてくに違いない。


……まぁ一部例外はいるけどな。



「キョウスケはどこに?」




「境内のご本堂の前で体操座りして、じっと待ってた。あいつ俺が諦めたこと怒らへんで


『次、戒くんが鬼やで』言うたんやで??


お前、言うことちゃうやろ!って思ったぜ」



キョウスケは……



小さい頃から超絶マイペースだったわけか。



なんか笑える。





鬼さんこちら~♪手のなる方ぇ~



考えたら隠れんぼとか鬼ごっこの唄も怖いよな。


しかも昔は遊ぶ場所が限られてたから、こうゆう神社が遊び場だったんだ。





~♪かぁごぉめぇかーごーめー…





あの唄も、神社で歌われて遊ばれてたんだろう。


無邪気に唄う子供たち。


でも本当の意味はずっと暗くて






怖い。