「そっか……
そうか…」
戒は何度も自分自身に確認するように一人頷いて
「ごめんな、俺お前のペースってのあんまり考えてやれなくて」
とちょっと反省したように俯き、恥ずかしそうにちょっと微笑みながらあたしの頭を撫で撫で。
「ううん!
ホントはあたし戒と手を繋ぐの好きなんだよ!
キスも抱っこも大好きだけど……
でも…」
「でも?」
戒はあたしの言葉の先を促すように顔を覗き込んできた。
「でも…
その先…
え……エッチとかしちゃったら…」
「俺の気持ちが冷めるとでも?」
戒は心外そうに眉をしかめて、あたしは慌てて頭を振った。
「違くて!
エッチしたら、そのあとお前とどー接すりゃいいんだよ!
あたしたち同じお家だし!!」
あたしの答えに戒はまたも目を点。
「どう…って…え…?ふつー通りでいいんじゃね?」
あたかも当たり前のように言ってきてあたしは真っ赤になってるだろう顔を隠すかのように両手で顔を覆い
「ふつーにできりゃ苦労しねぇよ!
あたしはお前みたいに器用じゃないから、お前の顔見たら思い出しちゃったりするかもしれねぇだろ!
そうなったらきっと恥ずかしくてお前とまともに会話なんてできなくなるに違いねぇ!」
カー!!!
あたしは恥ずかしすぎる本心をはじめて暴露して、顔から火を吹きそうだった。



