「あたし、がんばってみる!」



リコは拳を握り意気込んだ。


がんばれリコ。





がんばれ―――




パフェが運ばれてきて、落ち着いたのかリコはさっきまで落ち込みはどこへやら


クリームをご機嫌にすくいながら


「ねぇー朔羅ぁ。龍崎くんとチューするとき、朔羅ってどうしてる?」


なんて言い出した。


あたしもすっかり落ち着きモードだったから、一瞬何を言われたのか分からず、


「ん~??ちゅぅ?」


「そいやさ~こないだ僕のツレ(♀)にジミーチュウの新作パンプスをプレゼントしてさ~…」


お互いそれぞれ言って


「「は!?」」


あたしとタイガは目を開いて顔を見合わせた。



「な…!ち、チュー!!?」



ゲホッゴホッ


あまりの突然な質問にあたしは食べていたパフェのクリームが喉につまりそうになった。


慌てて水を飲んでると


「そー。キスするときの目を閉じるタイミングって?


息継ぎどうするの??」


無邪気な質問にまたもむせそうになると


「小悪魔ちゃん!もしかしてヒヨコちゃんとチューしたの!!!?」


と隣でタイガが青い顔。


「ど、どーだって良いでしょ!」


今度はリコが逆ギレして、ぷいと顔を逸らす。






「いや、そこんとこ詳しく聞かせて!」







ヤバイ!!



忘れてたけど、リコとキョウスケがチューしたら、あたし戒とエッチだった!!!!!



隣でタイガも額に手をあて落ち込み~↓↓


「買ったばかりのジミーチュウのパンプスのヒールが折れるほどの衝撃だ」


パンプスが何でぃ!


あたしは操がかかってるての!!