「……どうぞ」



二人は「ありがとう」と言って家に入ってきた





最初はまだ信じれなくて自分の部屋には入れられなかったけど、少し話しただけでこの二人は信じれると確信した



「明日から学校来れない?」
「え…?」


果奈は急になにを言い出すの?
そんなの嫌に決まってんじゃん。

「また、いじめられたら俺らが守るから」




いいよ別に守ってほしい訳じゃないし
ただ祐夏の顔を見るのが少し怖い…






航のこと、多分私より愛してた
なのに、私と航が付き合うようになったら人一倍応援してくれた…


怒っていじめるのも仕方ないよね





けど、私からしたら祐夏…ううん祐夏以外で航が好きな人…
私と航が別れたらいけない理由でもあんの?




あるんだったら教えてほしい…
ちゃんと理由を知ったら、いじめられても文句は言わないから…





「優那…?」
「あっ…ごめん」
「どうかした?」
「ううん。なんでもない」
「そっか。んで、明日学校来てくれる?」
「……二人を信じてもいいなら」



……………

返事がない?
信じたらいけなかったのかな…?


やっぱりダメだったか…
そう思ったとき、航が



「おう。いつでも信じろー(笑)」
「そうだよーでも、航くんより私の方が信じられるよねー?(笑)」
「いや、俺だろ。」
「私だよ。」


おもしろい…(笑)

やっぱり信じよう。




明日学校に行きます!