次の日、私は果奈に航と別れることを決めたと言い、放課後、航を呼び出した。




「優那?なにかあった?」

ほら…また私の心配をする。
自分の心配もすればいいのに…

私に何か隠してることくらいわかってるんだから。



「話したいことがあって…」
「ん?どした?」


本当は気づいてるんでしよ…?
私が航に別れようって言おうとしてるの…


「私たち、別れよう…?」
「………」



航…
そんな悲しそうな顔しないで…?

航にそんな顔をさせたかったわけじゃないの。




ただ、私の本当の気持ちを知ってほしいの。


ごめんね。
最後まで自分勝手で。

航が私に隠してること、知りたかったな…

でも諦めるよ。
その隠し事は新しい彼女さんに伝えてあげて…??

隠し事って結構辛いんだから、ちゃんと言ってあげるんだよ?
そしたら航の気持ちも晴れるかもしれないしね…?




私は今から隠すことなく航に全てを打ち明けようと思う。

だから、ちゃんときいててね…