お願い神様、願いを聞いて



幸せで溶けちゃいそうだよ
何処の少女漫画だって展開だし
わたしだって女の子だし
つい夢を見ちゃうんですよ!


それからも油断すれば顔が緩むから
何とか我慢しながら過ごしてて
気がつくとお昼休みになっていた




「ちょっ叶!!良かったじゃん!?」
「ほんとにだよーえへえへ」


お昼休みになった瞬間
優子がダッシュでわたしのもとへ来て言った。

ちなみに御都神くんはいない
食堂とかに行ってるのかな

わたしはお弁当を広げながらも
ずっとニヤニヤ笑っていた
たぶん今すごく気持ち悪い顔してるよわたし


「叶さんいますごく気持ち悪い顔」
「わ、わかってますよ・・・」


優子は相変わらず容赦なかった
何もハッキリ言わなくても
まあ事実なんだけどもさ



「あとね、コレもらったの」
「・・・あめ?」
「そう!イチゴ味なんだって〜」
「そんなの持ち歩いてるの?御都神って」
「偶然とかじゃないの?
いや、今の世に珍しい高校生紳士だから?」
「それで片付けられるなんて盲目甚だしいわ」



だって仕方ないじゃないか
それに可愛らしいあめ玉を持ってる理由とか聞いたら『何コイツどんだけ食いついてくるの』とか思われるかもしんないじゃん。
食い意地張ってるとか勘違いされるじゃん。

いや、食い意地張ってるのは否定できないけど・・・