お願い神様、願いを聞いて


実はぶっちゃけてしまうと
御都神くんの顔を直視したことがない


・・・わ、わかってます!!
どこの純情な可愛い清廉潔白女子だよって
痛いことだってのはわたしが一番わかってますとも!!

可愛くもないわたしがそんな性格で
誰も嬉しくないのもわかってるよ!?


でも、顔を見てない今でも
声を聞くだけでさえ緊張するし
隣に座ってるのだけで幸せなのに
これ以上は心臓がもたないかもしれない


容姿で好きになった訳じゃないし
別にいいと思うんだよね



「あの、如月さん」
「はっはいっ!?」
「そんな驚かなくても・・・」
「うはーっ そ、だね。うん」


び、ビックリしたああああ!
御都神くんから話しかけてくれるなんて思ってなかったから本気でビックリした。


「時間割を間違ったようで・・・
良かったら、見せて欲しい」
「え、と・・・」



イマナンテ?


わたしの耳がおかしくなかったら
教科書を見せて欲しいって仰ったの?

それってもしかして
机をくっつけちゃうアレですか!?
至近距離になっちゃうタイプの奴ですか!?


「駄目、かな?」


少し不安そうな声でハッと我に帰る


「ぜっ全然滅相もないっす!?
大丈夫ですむしろ見てください!!」



焦って言ったのは訳のわからない了承の言葉だった。