だってだってそんな高級品とか
触ったことないんだもん!
「確かにあめ玉にしては高いけどさ
まあ買えなくもない値段だよ?」
「そうなの?」
「お金を出すかどうかだって。
一粒で5000円するような苺を買うかどうか、みたいな?」
「ふおおお高いですよそれ!?
わたしなら徳用の豚バラ買うわ」
「あんたほど所帯染みた高校生も珍しいわ」
いや5000円あれば牛肉買う!
滅多に食べられないよそんな高級品!
「とにかく御都神くんはすごいんだね」
「限定商品を入手する強運も加えるとすごいんじゃない?
お金があっても売り切れてたら意味ないし」
「そっか〜さすが御都神くんだ」
運まで味方につけてるなんてさ
わたしにも分けてほしいくらいだ
にしても、まさかあめ玉1つで
こんなに大騒ぎするとは思わなかった
どんだけ話題掘り下げてるんだ
「それより叶の玉子焼きちょうだい」
「あいよー」
わたしは優子の口元に玉子焼きを持っていく
優子はとくに躊躇いもなく食べた
話題がころっと変わってしまうのは若い世代ならではなのだろうか?
そう思ってしまうほど女子高生は話題がすぐに変わる。
わたしたちも例外ではない
優子の早い話題転換にわたしもノッたのだった。

