空は快晴
今日は待ちに待った土曜日
俺は告白する!
待ち合わせの時間より30分早く来た
心臓はバクバクしている
ー30分後ー
「ごめん、待った?」
息を切らして走ってきた
「いや、さっき来たばっか
てか大丈夫?」
由衣は長い髪をなびかせて走って来た
めっちゃかわいい♥
俺は由衣のバッグをもち
手をつないだ
ゆっくり歩いて水族館に向かった
水族館につくと由衣は走り回った
子供のように
その後、俺は由衣に振り回されながらも
イルカショー・ペンギン・アザラシ
クラゲ、さまざまな生き物を見て回った
夕方になり閉館の時間が迫り
客の数も減ってきた
俺は由衣の手を引いて
大きい水槽の前でつれてきた
「俺、由衣に初めて会って今まで見てた物が
すべて明るく見えた」
「・・・由衣の事が好きです。」
「付き合って下さい。」
由衣の目を見た
俺はひたすら返事を待った
由衣は口を開いた
「タイガと同じ気持ちだったなんて」
「私もタイガが好きです。」
「よろしくお願いします。」
俺は驚いた
驚く以上に嬉しさが込み上げた
「ありがとう」
俺はそう言って由衣を抱きしめた
ちゃんと気持ち、伝えてよかった
由衣、本当にありがとう
一言一言、言葉に重みを感じられた