今日は土曜日
2人は10時頃に来た
でも今日、俺は抗がん剤の副作用でベッドの上で横になっている
「大丈夫か?」
「タイガ、大丈夫?」
由衣は背中をさすってくれた
「・・・由衣、起こしてくんね?」
光哉が
「横になってろよ!?」
言ってくれたが・・・
横になってる方がツラい気がしたから
「起きてる方が楽なんだ」
「ちょっと待ってね」
その時、母さんが入って来た
光哉とは会った事はあるが由衣とは初めて会った
ある意味 奇跡に近いが
見舞いに来るタイミングが
いつも入れ違いになっていた
「初めまして 坂木由衣と言います」
「初めまして タイガの母です」
「いつもここに来させていただいています」
「それは どうもありがとう
それで、タイガとはどんな関係なの?」
「あっ、それは・・・」
「母さん、俺の彼女だって
前に言ったじゃん!?」
俺は話に乱入した
「そんな怒んなくてもいいじゃない」
「怒ってねぇーよ
具合悪いからあんましゃべらすなよ」
「あんたが勝手に話したんじゃない」
「・・・っ」
図星だったから何も言い返せなかった
由衣が
「お母さん、私はタイガと付き合ってます」
「そうらしいわね(笑)
仲、良いのね」
笑顔で言ってくれた
母さんは嬉しそうだった
隣から
「おばさん 俺の事、忘れてないっ!?」
光哉が言った
「あら、光ちゃん 居たの?」
「・・・おばさん、ひどい(泣)」
「うそよ
元気そうでよかったわ」
三人だけで盛り上がってる
俺・・・
具合ワリ―のに・・・
「由衣、早く起こしてくんないか?」
「ごめんごめん
今、起こすね」
「あらあら
ラブラブだこと」
母さんは笑って言った
「うらやましー!!」
光哉は悔しそうだった
「うるせー
ゲホッゲホッ」
俺は咳込んだ
「大丈夫?」
背中を優しくさすってくれる由衣
「ワリー
ありがと」
由衣はいつでも優しくしてくれる
俺が機嫌が悪くても
八つ当たりしても
優しくしてくれる
怒ってもいいと思うくらい
ゴメン 由衣・・・
2人は10時頃に来た
でも今日、俺は抗がん剤の副作用でベッドの上で横になっている
「大丈夫か?」
「タイガ、大丈夫?」
由衣は背中をさすってくれた
「・・・由衣、起こしてくんね?」
光哉が
「横になってろよ!?」
言ってくれたが・・・
横になってる方がツラい気がしたから
「起きてる方が楽なんだ」
「ちょっと待ってね」
その時、母さんが入って来た
光哉とは会った事はあるが由衣とは初めて会った
ある意味 奇跡に近いが
見舞いに来るタイミングが
いつも入れ違いになっていた
「初めまして 坂木由衣と言います」
「初めまして タイガの母です」
「いつもここに来させていただいています」
「それは どうもありがとう
それで、タイガとはどんな関係なの?」
「あっ、それは・・・」
「母さん、俺の彼女だって
前に言ったじゃん!?」
俺は話に乱入した
「そんな怒んなくてもいいじゃない」
「怒ってねぇーよ
具合悪いからあんましゃべらすなよ」
「あんたが勝手に話したんじゃない」
「・・・っ」
図星だったから何も言い返せなかった
由衣が
「お母さん、私はタイガと付き合ってます」
「そうらしいわね(笑)
仲、良いのね」
笑顔で言ってくれた
母さんは嬉しそうだった
隣から
「おばさん 俺の事、忘れてないっ!?」
光哉が言った
「あら、光ちゃん 居たの?」
「・・・おばさん、ひどい(泣)」
「うそよ
元気そうでよかったわ」
三人だけで盛り上がってる
俺・・・
具合ワリ―のに・・・
「由衣、早く起こしてくんないか?」
「ごめんごめん
今、起こすね」
「あらあら
ラブラブだこと」
母さんは笑って言った
「うらやましー!!」
光哉は悔しそうだった
「うるせー
ゲホッゲホッ」
俺は咳込んだ
「大丈夫?」
背中を優しくさすってくれる由衣
「ワリー
ありがと」
由衣はいつでも優しくしてくれる
俺が機嫌が悪くても
八つ当たりしても
優しくしてくれる
怒ってもいいと思うくらい
ゴメン 由衣・・・

