なんで俺じゃあかんねん


その日の部活。

体験入部期間も終わったのでもう本部員な俺たちは

先輩に混ざって練習をつんでいた。


「じゃあ、給水しよか~。」

監督の声が聞こえる

「給水!」

キャプテンの藤堂(とうどう)先輩の一声でみんな練習を一時中断させた。

みんなが給水しに戻る中
俺も、1年の場所で給水する。


「え!それマジ?最悪やん!」

スポーツドリンクを流し込み、タオルで汗を拭きながら、遼に文化委員になってしまったことを話した。

「ホンマ。最悪やで。」

「見事に引き当てたもんな~ハル。」

斉藤がニヤニヤしながら会話に入ってくる。

「でも、俺的にもっと最悪やったんは、その後やけどな。」

今度は反対側からリキトが入ってきた。

その後・・・・


「俺も!その後最悪やったで。」

斉藤も思い出したのか顔をしかめた。

「どしたん?」

遼は、不思議そうに尋ねてくる。

だから、俺たちはその後の女子の暴動を伝えた。

「うわ~!すごいな、ハル。」

三木と同じ反応するなよな。

でも、遼のこれは、三木よりもっと面白がっている感じ。


「すごくないって!」

「いや、それはすごいで!」
「うん。一種の武勇伝やな。」

どんどん他の奴らも話に加わってきて、あっという間に1年全員が集まった。

「そんな武勇伝いらん。」

「いやいや、一回はなってみたいで。」

飯島がうらやましそうに見てくるから「やめろ。」としばいておいた。


「でも、ハルと同じクラスにはなりたくないな。」

「あ、俺も!」

失礼なことを言い出すのは上原と山木。

「女子全員ハル狙いとか、お先真っ暗やん。」

「ホンマホンマ。」

そう言いながら、言葉とは裏腹におかしそうに笑う。