なんで俺じゃあかんねん

は、はあ!?

なに聞いてんねん!


「え!」

葵も目を見開き、そしてその後赤くなって俯く。


・・・でも、俺もその質問は気になる。

葵は、俺なんかのどこが好きなんやろ?

俺、いいとこないしな。


ちらっと葵を見ると、相変わらず真っ赤なまま困ったように首をかしげる。

まさか・・・思いつかない、とか?

やばい、ちょっとショック。

もしかして、そんな好きちゃう、とか?

でも、あの日たしかにあの公園で・・・。

葵のことを信じよう。

・・・いやでも、すぐに言えないってことは。


「あお・・・じゃない、あい。

無理せんでええから。

もう答えんと、帰ろう。」

べつにいい。

葵が、俺を受け入れてもいいかなってくらい好きでいてくれるなら。

これから頑張ればいいし。

俺のどこが好きか、答えられなくても。

その分俺が好きやし。

もともと、ずっと俺のが好きやったんやし。