なんで俺じゃあかんねん

え、なにその反応・・・。

好きな女が俺を見て赤面している。


男として、これはなんとしても理由を突き止めたいわけで。


「ハルには関係ないやん!」

そう言って立ち去ろうとするので、退路側を再び腕で塞ぐ。

壁につかれた俺の右腕を見て、悔しそうな表情。


「吐けよ。」

「なんでハルに言わなあかんのよ!」

なんでって・・・

それは、

「気になるから。」

おまえだって、まえに気になるって理由でいろいろ聞いてきたやん。


俺だって気になる。

おまえのことは、なによりも気になる。



ちらっと、俺を見て、

反対側から抜け出そうとしたので


バン!

と反対側にも手をついた。


これで葵は逃げられない。

再び、俺と壁の中。


「さあ、吐け!」