それを見て、少し冷静さを取り戻す。
俺、なにやってるんやろう・・・。
「ごめん、でかい声だして・・・。」
葵から視線をそらす。
脱力して、壁についていた手をだらんと垂らした。
勢いで葵を責めてしまった。
相変わらずガキの俺。
真田先輩やったら、こんなこと絶対ないんやろうな。
なにもかも違う。
てか、俺がこんなこと言う権利ないやん。
弟の俺が・・・。
わかってるのに
やのに、嫉妬でおかしくなりそうや。
嫉妬して、こうやって葵をせめて
最悪や・・・。
頭では理解できるのに
まだここから葵を開放したくない。
誰にも渡したくない。
真田先輩なんかに奪われてたまるかよ。


